デスクトップに残っていた写真です。
数年前の出張時、足を延ばして訪れた香川県庁舎東館。
バスでたどり着いたとたん、心が震えました。
ここにも、丹下健三が!という熱烈なメッセージが胸に届きます。
1958年に竣工した香川県庁舎東館は、戦後日本を代表する建築だと言われています。
ル・コルビュジエによる近代建築の5原則(ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由なファサード)の総てを織り込んだ設計案であったとされます。
まず、私が圧倒されたのはコンクリート打ちっぱなしの柱がつくる迫力あるピロティの空間でした歩き廻った後は、県庁舎内部に入り、建物を実感することができました。
また、機会があれば訪れてみたい建築です。
公共建築は市民生活と深く関連しながら、後世に残るものであるべきだと思います。
私たちの町にも新しい庁舎が創られる予定です。
どんなコンセプトを持ち、どんなデザインで、どんな素材で創られるのか、しっかりと見守りたいと思います。