◆ニュースを見て、思わず声を上げました。大好きな町である尾道。何度か宿泊した「西山本館」が画面に出たからです。
◆大正時代に建てられた「西山本館」が、国の登録有形文化財として新たに登録されることになったということです。「西山本館」は大正時代にできた木造の旅館。
◆私たちの泊まった和室は、作家が泊まった部屋。冬の旅行でしたが、暖房器具を部屋のあちこちに用意されていました。ちょっぴりモダンな風情も残っています。私が好きなのはこの宿の入口。開け放された玄関の上がりには、美しく並べられたスリッパ。それだけで、素敵だなと思いました。一歩、建物内に入ると、まさに懐かしい空気が漂っていました。落ち着きます。
◆応接間には、マントルピースの上の「お福さん」。風呂上りにしばらく、ここで読書。でも、一人じゃ怖いかな。
◆あくる朝は、美味しい瀬戸内のお魚がふんだんに使われた朝食。そのあとは、アーケード街の「尾道浪漫珈琲」で時間を忘れて飲む。このゆるい感覚が何とも言えませんでした。数年前の夫との二人旅。