読者プレゼントで当選したチケットを片手に、ひさしぶりに県立美術館に行きました。
私の知らない世界、彫金。
「清水南山-広島が生んだ近代金工の巨匠-」という特別展です。
平山郁夫の祖母の兄でもある清水南山は広島県初の特待生で現東京芸大に入学したそうです。
1875年3月30日生まれ、1948年12月7日没、72歳でした。
美しく精巧な作品の数々を見て歩く中、私が心ひかれたのは昭和14年(1939)南山が63歳ころに製作した猫金具付小児用手提げです。これは、孫娘のためのもの。
南山は孫娘の誕生に健やかな成長を祈るような掛け軸も三幅。
それぞれ、そのエピソードが説明されており、生まれた孫娘に対する愛情がひしひしと伝わってきます。
会期は2月12日まで。こんどの日曜までです!