◆ 伝統的な西洋建築は外敵から「守る建物」で要塞型。日本の伝統建築は「自然と共生する」「自然を活かす」建物だと言われます。
日本人は昔から、自然を生活に巧みに取り入れて来ました。ふすまや障子を開ければ「内と外」はたちまち一体化してしまうような住まいの形でした。
その、内でもなく外でもない場所にある縁側。
ここは、白然と一体となる空間。
◆ 木製のデッキをつくる家庭が増えていますが、あれは私たちの日本人のDNAに自然共生感があり、「縁側」はそれを表現するスペースであるからではないかと思います。
写真はおととしの春に行った京都青蓮院と、先月訪れた宮島弥山展望台の縁側です。
縁側に座ると気持ちが落ち着きますね。